プロント

2月19日、金曜日。

人間の体内時計というものは一体どうなっているのだろうと思うのだが、この三日間というもの、寸分違わず8時31分に起きているのである。毎朝目を覚ますと枕元のiPhoneで時間を確かめ、階下の台所に降りて手帳に起床時刻を書いている。まあそうしないと忘れてしまうからなのだが、起床時間をメモすることが一体何の役に立つのかというところはいささか定かではない。考えてみれば日記を書くこと以外にさしたる役には立たないような気もするが。毎日のリズムを記録して管理するといえば聞こえはいいのだけれど。就寝時間までメモしているわけではないので。

確かにこのところ9時の株の寄り付き以降の相場の動きを頭の片隅で気にしているというのはあるが、そんなことぐらいでぴたっと毎日同じ時刻に起きるものなのだろうか。寝る時間は毎晩微妙に異なるわけで。

ともあれ、9時の寄り付きとほぼ同時に相場のポジションを取り(ある推論があるのでそれを確かめるため)、結句そのポジションを夕飯前に決済するまでずっと保持していて日がなチャートを眺めてはらはらしていた。今日出かけたのはスーパーに一度買い物に出ただけ。一日チャートを眺めていたのですっかり相場に疲れ果て、週末であることもあり夜は静観。

そんなわけでエルモア・レナード「プロント」読了。いつものことながら、レナードは本当に面白い。なんでこう魅力的な人物ばかり書けるのだろう。読み終わってからふと気づいたのだが、すべての登場人物があらゆる場面でへらず口を叩いている。どんな場面であっても。それがこの上なく面白い。読み始めはスポーツ賭博の胴元で命を狙われるしょうもない男、ハリーが主人公なのかなと思って読んでいたのだが、途中から登場する保安官のレイランのキャラクターが素晴らしく、いつの間にか彼が主人公となる。これはレナードの小説に通底しているのだが、レイランはハリーに二度ばかり逃げられたりする間抜けな面を持ち、それでいてどこか憎めないハリーを守ろうとする情の厚さは持ち合わせているのだが、銃を撃つときにはいささかも躊躇しない。その落差がまったく不自然ではなく心地よい。これ、映画化したらさぞ面白いだろうなあと思うのだが。映画だったらキャストはどうなるだろうと想像するのも楽しい。

今日は一日台所に篭っていたため寒いような気がしたのだが、午後スーパーに買い物に出かけるのにダウンジャケットを羽織って出たら暑いと感じるぐらいだった。朝晩はまだまだ冷える気はするものの、室温を見るとそれほどでもない。考えてみれば2月ももう後半に差し掛かりそろそろ春の気配が漂ってきて当然なのか。来週は雪の予報だけれど。このままいくと今回の冬はとんでもなく雪が少なかったことになる。何しろ除雪車が出たのは2回か3回程度なのだから。毎年これぐらいなら助かるのだが……。

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