ナナシー

9月11日、金曜日。

朝起きたら、雨は止んでいた。

昨夜は1時20分ごろと、最近にしては比較的早めに寝たのだけれど、朝目が覚めると9時半近かった。8時間以上寝た。なんでこんなに寝てしまうのだろうか。今週はずっと9時台。結局、何時に寝ても同じなのだろうか。このままでは一生朝ゴミを出せない。納戸の中で出せないゴミが腐臭を放つ。

いまだに調子はよくないが、昨日までほど酷い体調ではなかった。11時過ぎになって、ふと思い立って二週間ぶりに業務に行ってみた。何故久しぶりに行く気になったのか、いまだによく分からない。

ここで改めて、というかもしかしたら初めてかもしれないが説明しておくと、「業務」というのはパチンコのことである。数年前まで、それは僕にとって確かに業務であったのだ。

それで、行ってみたら驚くべきことに面白かったのだ。業務を面白いと思ったのは一体いつ以来だろうか。というのも、久々に顔を出したら新しいものがいくつか入っていて、その中になんとナナシーがあったのだ。もちろん復刻版(という呼び方が正しいのか分からないが)で、ナナシーという名前で新しく出すのはたぶん10年ぶりぐらいのはずで、初代は今調べたら1996年なのでなんと19年も前だ。

ナナシーといえば故田山さんを思い出す。僕も当時はまだ用賀に住んでいた。田山さんも用賀というか僕の住んでいた瀬田のアパートのすぐ近所に住んでいて、よく同じ店で打った。田山さんとは直接の面識はない(隣同士で打ったことはある)が、彼こそが僕の人生を狂わせた(もちろん悪い方にである)人物である。

前回のナナシーはデジパチだったので、一般電役としては初代以来の復活となる。ベーシックなモードを選ぶと初代とほぼ同じ演出・ゲーム性、物凄く懐かしかった。回りくどい演出はなく、ノーマルとスーパーが3種類しかないというシンプル極まりないゲーム性、これで十分なのだ。幸いにして最近にしてはそれほど酷い釘ではなく(ただしゲージはあまりよくない)、なんというか原点に回帰したような気分だった。ナナシーに関してはいろんな店でいろんな思い出が数えきれないほどある。常日頃はほとんど忘れているそれらの店をなんとなく思い出す。渋谷、自由が丘、用賀。あまりにもおざなりな言い方だけれど、あのころは確かによかった。そんなことを嫌な感じではなく(つまり後悔としてではなく)思い出す。昔の感覚がほんのちょっとよみがえる。そんなわけで久々に業務を楽しめたし、いつもの無駄に時間を過ごしたという後味の悪さもなかった。

帰宅すると4時を回っていた。それで、出かける前に置いておいた相場の指値が成立していた。しかし、あまりいい感じがしなかったのですぐに利食い。これは方向が逆なのではないかと指値をし直した。結果的にはこれが裏目というか指値が甘く、夜になって微損で撤退。だがしかし、そのまま放っておいたら皮肉にもプラスになっていた。今チャートを見て歯ぎしりしているところ。だが週末の夜なのでこれは仕方がない。

今日の母は見た目はそれほどでもないが、話すことが頓珍漢で覚束なかった。いつも書いていることだけれど、日一日と老いているような気がしてならない。

昨日の鬼怒川に続いて今日は宮城県でも川が決壊、午後まで仙台にも特別警報が出ていた。仙台の弟の家は山の方というか高台にあるので心配はいらないと思ったが、電車が皆停まったはずで会社に行けたのかどうかと思い、夜に電話してみた。案の定車で行ったそうだ。山形というかこの界隈は曇り空ではあったが結局今日は一日雨が降らなかった。

今日は昼はコンビニ、夜はラーメン屋と昼夜外食で済ませた。ちと贅沢だったかと反省するが、たまにはいいかも。昨日までほど体調が悪くないといっても、かといって何かできるほど体調がいいわけでもなく、夜は安定剤を飲んでなんとなくツイッターのタイムラインをぼんやりと追っているだけだった。

明日も出来ればナナシーを打ちたい気がするが、たぶん起きられないだろう。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク