切腹

6月24日、水曜日。

9時半ごろ起床。最近これぐらいの時間に起きるのが定番化しつつある。昼過ぎまで女子W杯、日本対オランダ、2-1を見る。久々にかつてのなでしこのサッカーが戻ってきた感じだった。特に2点目は見事なコンビネーション。最後、GKの海堀の安直なミスによる失点は余計だったが。こういうサッカーをしてくれれば見た甲斐があるというもの。これでベスト8。ただ、ベスト4を賭けた次の試合(オーストラリア戦)は朝5時からというので、リアルタイムで見るのは諦めた。

昨日消極的だったという反省から昼頃からちょろちょろと相場のポジションを取り始める。午後、天気がやけによかったので体力をつけるためにも散歩に出てみる。向かいの寺の裏手、最上川の堤防まで歩く。

river2

相場のポジションをそのままにしておいたので、堤防まで往復しただけで40分ほどの散歩。帰宅後相場のチャートに台所で向かっていると闇雲に眠くなった。前々から薄々感じてはいたものの、やはり散歩をすると疲れてへばるのだった。あまりにも眠くてチャートを見ていられなくなり、ソファで40分ほど気絶。40分歩いて40分寝るのではなんとも。

気絶している間に逃げるタイミングを逸して相場は裏目に出て、結果的にポジションを積み上げる羽目になってしまった。さてこれは困った、どこで損切りするかと考えながら夕飯を食べていると、ちょうど食べ終えて茶を飲んでいるタイミングでギリシャ首相の発言が報道されて一瞬ユーロががくっと下がり、プラスに転じたところで決済。今日は方向を読み間違えたと思っていたのでこれはツイていたなと思ったのだが、結果的には夜まで待っていればもっと好都合になっていた。

そんなわけで都合よく決済してから母のところに。今日も母の表情は悪くなかった。ホールでテレビを見ていると、山形はまだ梅雨入りしていないということで驚いた。そう言われてみれば雨の日がそんなに多くない。今日は少し母と話すことができた。なんとなく母の方が話すように努力してくれているような気がする。

帰宅後の夜はhuluで小林正樹監督「切腹」(1962)を見た。途中までは長く感じて、ただの人情譚かと思いよほど見るのをやめようかと思ったのだが、最後まで見たら面白かった。無念を晴らすという典型的な時代劇のカタルシスと同時に、武士というもののあり方そのものにも一石を投じるという。最後まで「切腹」というものがキーワードとして通底している脚本(橋本忍)は見事だ。いずれにせよ、考えてみれば救いのない話ではあるのだが、どこか一矢報いたような気がする。こういう感情は日本人特有のものかなとふと思う。重いテーマなのだが、見終わった後味がいい。切腹が後味がいいなんて実に奇妙な話なのだが。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク