父帰る、が

今日はホントは日記なんて書きたくないし、書けるような精神状態でもない。父が退院して帰宅するなり煙草を吸った、という母の話を聞いて、猛烈に腹が立った。煙草で死にかけたというのに。あれほど捨てろと言った煙草を母は隠しておいたと言っていたが、父が激昂すると出してしまい、そんな母に対しても強い憤りを覚えた。それからは頭の中は死にたきゃ死ねばいい、という呪詛が渦巻いて、やり場のない状態。他に誰も電話する相手がおらず、夕方また母親に電話したら母はパニクって半狂乱状態、それでも僕は母が愚かな過ちを犯したことを自分で認めなければならない、と言った。話しているうちに怒りの矢はあちこちに飛び、もうどうにもならない状態に。母は謝ったり、父を擁護したり、言動が支離滅裂。僕の脳内も支離滅裂に。もうどうにも収拾がつかない。いくら起こってしまったことは取り消しが利かないと言っても、明日からも煙草を吸い続けるであろう父をどう考えたらいいのか、さっぱり分からない。僕はどんどんどんどん鬱屈していって、終いには両手を顔を覆うしか出来なかった。どうやってこれを消化していいものか分からない。時計は遅々として進まない。やけくそでかけたいのちの電話が珍しく一発で繋がり、僕は延々と話をした。その前に頓服を2錠飲んでいたせいもあり、話しているうちに次第に落ち着きを取り戻したが、たぶんそれは今の両親の状態を頭から一時的にうっちゃっているだけの話だ。本当に憂鬱極まりない。どうにも救いがない。

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