日本×ヨルダン、人質

1月20日、火曜日。

8時半過ぎ起床。本当はもっと寝坊したかったのだけれど、昨夜寝床に就いてから2階のストーブの灯油が切れてしまったので予定より早く寝てしまったのだった。朝から吹雪いていた。よって今朝も雪かき。今日も道路はがちがちに凍っており、徒歩5分の郵便局まで歩いて往復するのも一苦労。

相場はやたらとポジションを取りまくった昨日とは一転して、今日はひとつもポジションを取っていない。というのも、昨夜遅くに取ったポジションをそのまま今日まで持越し、ずっとそのままにしているから。ときどきちらちらとチャートを見る程度。いまだに決済していない。

日中はほぼ何もせず。夕方4時半に歯医者。帰宅してアジア杯の日本戦をBSで観戦。

というわけでアジア杯、日本×ヨルダン、2-0。先発メンバーは初戦からずっと変わらず。結構どきどきして見ていた。というのも、もし本日負けるとグループリーグで敗退する可能性があったからだ。もちろんヨルダンとは力の差はあるけれど、前回ホームで6-0とボコった相手にアウェイでまさかの1-2の敗戦を食らったりしたこともあり、何があるか分からないので。だが今回のアギーレジャパン、以前と比べると守備が格段に固い。実際結果的に3試合無失点で終わらせたし、あまり点を取られる気配がない。もちろん相手関係もあるけれど、ザッケローニ時代の唖然とするような守備のミスがなくなった。今日の試合は日本のパスミスが目立った。しかしそれ以上に目立ったのはヨルダンの(悪質で意図的な)ファウル、ヨルダンの日本対策はファウルで止めることなのかと思ったほど。確かに攻撃時の凡ミスは目立ったのだが、試合を終えてみると危なげない試合運びだった。2-0という点差以上に力の差があった。実際、香川の折り返しがゴールラインを割ったと判定された乾の幻のゴール、オフサイドと判定された本田のゴール、またもやゴールポストを叩いた本田のシュート、もっと点差が開いてもおかしくない試合だった。前半は相手につけいる隙を見せず終始ボールを支配し、後半になってからヨルダンの時間帯もあったものの、ピンチらしいピンチは一度ぐらいしかなかった。決して守備的なサッカー(南アW杯のときのような)をしているわけではないのに、これほど守備が固くて安定している日本代表を見るのも久しぶりな気がする。正直就任当初は4-3-3というシステムが日本に合うのか疑問に思ったけれど、なかなかどうしてアギーレの戦術はだんだんツボにはまり始めている。グループリーグの3試合、すべて絶好調という出来ではないと思うが、好不調の波が少なく、総じて安定して力を出せて試合を運べている。ここまでは。

さてここからはベスト8、実力通りというか、面白い組み合わせばかりになった。明日試合がないというのが残念。日本の相手はUAE、先日試合を見た印象では危険な選手はオマルだけ、だからこいつさえ押さえれば大丈夫なような気がしないでもないが、これまでの対戦相手よりも強いことは確か。日本は中2日ということもあって絶対確実に勝てるとは言い難い。そういう意味ではスリル満点、面白いのはここから。出来れば無失点を続けて欲しいものだ。

今日の最大のニュースはイスラム国が日本人の人質2人の殺害警告を出して身代金として2億ドルを求めてきた(それも72時間以内という条件で)ことだろう。僕はこれまで、敢えてポリティカルなことは書かないできた。しかし、この2億ドルという金額が安倍晋三が「国際的な評価を得られる」という理由でイスラム国対策に出すと言った金額であることは間違いなく、それまで使い道がなかった日本人の人質に値段をつけてしまった結果になった、取引をする口実を作ってしまったことは明白。で、もしこれが派遣した軍隊(つまり自衛隊)の捕虜(つまり兵士)であったなら、果たして2億ドルなどという金額を要求しただろうかと考えると、人の命とは果たしてなんなのだろうと思う。つまり、戦争における兵士の命の値段とはいかなるものかと。僕が言えるのはここまで。72時間の間に現政権はどういう対処をするつもりなのか。黙して見守るほかない。

明日はサッカーもないし、予定も何もない。どうしたものか。いまだに母の面会再開の連絡もないし。モーパッサンの「脂肪の塊」は読み終えたのだが、正直何も残らなかった。確かに読みやすい語り口ではあるけれど、果たしてこれが名作と呼べるほどの内容を持った小説なのだろうか。そんなわけで今はシーラッハ「コリーニ事件」を読んでいる。

流しの下にあった梅酒、とうとう一本飲み干してしまいもう一本発見したものを今グラスに注いだのだが相当年数が経っているのかなんだかワインというかぶどうジュースみたいな凄い色をしている。味もなんだかこれまでとは異なる。果たしてこれ飲んで大丈夫なのか。と言いながら飲んでるわけだけれど。


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