夢の世界

金曜日。晴れ。

何故か7時20分に目が覚めたのでゴミを出すことは出来た。昨夜寝たのは2時半過ぎだと思うので当然睡眠は足りない。よって朝食後にソファで寝る。結局2時間近く寝て夢を見た。夢の中で業務に行ったら向かいの人に会った。そこでは僕はここではなくてどこかマンションなのか一軒家なのか、少なくとも山形ではない都心かその近郊に住んでいるようだった。玄関は今住んでいる実家のような立派なものではなく、リノリウムかなんかの簡素なものだった。2LDKかそれぐらいのコンパクトな住まい。夢の中では僕自身は年齢を持たない。そこには音もない。静寂の世界だ。そこでは音は普段主観的に聞こえてくるものではなく、客体として眺めているような二次元的なものとして在る。いわば漫画のセリフのようである。道路脇の空き地に本屋が店を出していて、僕はそのずらっと並んだ本を眺めていた。そこで目が覚めた。

目が覚めると、自分がどこに住んでいるのか分からなくなった。夢と現実の区別がしばらくつかなかった。自分が山形の実家に住んでいるのだということを把握するのにちょっと時間がかかった。ようやくああこれが現実なんだなと思った。現実に落胆する気持ちも少しあったが、それよりも夢を見るのも悪くないなという気分だった。つまり、夢を見るということはもうひとつの人生を生きているようなものだなと。村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」みたいなものだ。あの中で平行して語られる片方の世界は夢の中の世界なんじゃないかなとぼんやりと思う。年齢や場所に具体性を持たない世界というのも悪くない。例えそこに音がなくても。

今日は業務へは行かず、母のところに顔を出した以外はずっと家に篭っていた。朝起きて階下に降りたらやたらと寒くて(今日の最低気温は5度を割っていたらしい)朝から暖房を入れた。昨日から相場のポジションを持ち越しているので、それが気になってなかなかいろんなことが手につかない。

外は晴れ渡っていたので午後になって暖かくなった。窓際の一人掛けのソファで本を読み始めるが、また眠くなって寝てしまう。午前中に2時間近く寝たというのに、午後も2時間ばかり寝てしまった。今度は明確な夢は見なかった。相場をちらちらと気にしているうちに何もしないまま夕方になり、スパゲッティの夕飯を食べた。それから母のところに行くが、今日は落ち着いていて歯のことはそれほど気にしていないようだった。だが口数はとても少なかった。いまだに着るものがないとぼそっと言ったりはする。どうやらある種の強迫観念のようにこびりついているようだ。

夜は相場。それなりに振り回される。結局、昨夜抜け損なったことでいろいろ無駄足になってしまった。反省点はいろいろとある。

今日は午前と午後両方で2時間ずつ昼寝してしまったし、一日中相場が気になってそれ以外何もしていない。その代り、音楽だけはやたらと聴いた。そして、起きている時間のわりには煙草の本数が増えた。昼寝の後とか、どうも吸わなくてもいいときに吸ってしまったからか。

毎日いい夢が見れたらなあと思う。


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