完敗

火曜日。

夜シンガポールで行われたブラジルとの親善試合が0-4の完敗に終わって、いまだに激しく脱力している。スコアはまあそんなもんだろうなという事前の予想通りだったが(それぐらいの力の差はあると思っていた)、得点が全部ネイマールというのはさすがに予想出来なかった。前半0-1で終わった辺りまではまだそれほど悲観したものでもなかったが、後半早々2点目を取られてからは手も足も出なかった。誰をどう交代させても余裕こいているブラジルとの埋めがたい差は埋まらなかった。技術、勇気、自信、とにかくあらゆるもので負けていた。ブラジル相手に通用する匂いを感じたのは岡崎ぐらい。可能性を感じたのは武藤。期待していた柴崎は前半にいいところはあったが後半になってから失点に直結するミスの方が目立ち、結果甘さの方が目立った。確かにネイマールは凄いのだが、GK、川島じゃそろそろダメかもと思った。後半から入った本田もただの鈍重な選手にしか見えなかった。

前日の発言通りアギーレは先発を6人入れ替えたが、さすがにメンバーを見て驚いた。この11人でブラジルを相手にするのかと。GK川島、DF酒井(高)、塩谷、森重、太田、MF田口、柴崎、森岡、FW小林、岡崎、田中。これでは2軍だなんだというよりもただの急造チームである。まあ確かにこの先発でブラジルに負けても言い訳が立つとも言えるが……。コンフェデのときにベストメンバーですら歯が立たなかったブラジル相手に、いまだメンバー選考段階でチーム組み立て中の日本が歯が立つわけはないのだが、それでも3失点した後半の脱力感、試合後の虚脱感は一体なんだろう。正直、世界とはまだこれだけ差があるんだと改めて思い知らされた気分。それは何よりもピッチに立った選手たちがそう感じただろうと思う。今日の先発メンバーは川島、酒井、岡崎、田中以外は全員Jリーガー。Jリーグでは巧い選手に見える森岡はスピードが足りず、普段いかにぬるい環境で試合しているかが分かってしまう。とにかく、スピードと正確さという点において圧倒的にブラジルに見劣りした。結果論で言えば先日のジャマイカ戦と先発メンバーを逆にした方がよかったのではと思わないでもないが、アギーレとしてはまずひとつ確実に勝ちたかったというのが本音か。ジャマイカ戦でよかったと思った塩谷もブラジル相手では力不足を露呈。ともあれ、落胆してばかりいてもしょうがない。ネイマールと同い年の柴崎、武藤にはこれから頑張って欲しい。そのためにももっと厳しい環境でサッカーをやって欲しいと思う。いずれにしても今日の試合でまたふるい落とされる選手もいるわけで、11月の親善試合もあることだし、きちんとメンバーが固まってから来年のアジアカップでいいサッカーを見せて欲しいものだ。

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というわけでサッカー見てすっかり意気消沈、脱力してしまったので日記は手短に済ませよう。

予報では昼まで豪雨のはずだったが、朝起きてみると外は青空、どうやら思ったよりも通過のスピードが速かったのか。史上最大という台風のはずだったが。というわけで3時ごろまで業務に行き煙草銭を稼ぎ、それから泌尿器科。今日は腎臓のエコー検査をやったが問題なし。午後からはまた空模様が怪しくなる。朝から相場の指値はしておいたのだが厳し過ぎたのかまるで成立する気配はなく、夕方経済指標のタイミングでちょっとだけポジションを成行で取ったら煙草1本吸ってる時間ぐらいで日当が出てしまった。ただのラッキー。夕飯は早めに炒飯。今日はそこそこ上手く出来た方だと思う。夕食後日本×ブラジルに間に合うように母のところに寄る。夜は前述のようにブラジル戦を見て気落ちして考え込むなり。すっかりやる気がなくなったので指値も外す。

新たに読み始めたのはスティーヴン・ハンター「第三の銃弾」。大好きな狙撃手ボブ・リー・スワガーものなのだが、どうもこのところの流れで頭が純文学頭になっており、なかなかエンターテインメントものには入り込めない。

あ、明日ゴミ当番だ。8時には起きなきゃ。


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