雨、バベル

夕方から雷が鳴り、やがて雨になった。それで夜になって気温がぐっと下がる。涼しい。扇風機つけると寒いので止めた。夜が涼しいとこんなにも過ごし易いのか。

huluでアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督「バベル」(2006)を見た。恥ずかしながらイニャリトゥ監督作品を見るのは初めて。すんごいいい映画だった。三つの場所で時間軸が交差しながら進行する映画だが難解ではない。無慈悲と慈悲、絶望と希望が交錯する。撮影も素晴らしいし音楽の使い方も絶妙。ラストで坂本龍一の「美貌の青空」が流れてくるところでぐっと来る。この曲聴くのは初めてじゃないんだが、映画と物凄くマッチしててやっぱりいい曲だなあと思う。音楽だけで泣きそうに。僕はYMOに思い入れはまったくないし坂本の信奉者でもないのだが。日本人スタッフを使っているとはいえ、東京撮影部分が外国人監督によくある違和感や不自然な感じがまったくなくて驚いた。米映画批評会議賞新人女優賞を受賞した菊地凛子、「ノルウェイの森」でも思ったが演技は別として見た目不細工だなあと。ブラッド・ピット、僕より年下で8年も前の映画なのに老けててちょっと安心する。いや、もちろん僕の方が老けてるのだけれど。イニャリトゥ監督ってメキシコ人なんだ。これまで知らなくて恥じ入るばかりなんだが、逆に言えばこれから違う作品を見る楽しみが。

朝から日中にかけては晴れていて暑かったので今日も業務へ。要するに涼みに行ってるようなものだ。3時前に帰宅してふと思いついて玄関先の草取りをする。すると、頭からデカい蜘蛛の巣に引っかかってしまい蜘蛛の巣だらけになり、昼日中からシャワーを浴びる羽目に。

雨が降り始めた頃合に母のところに行くと、母は昨日の記憶は既に怪しくなっているのだが、玄関先で伸び過ぎて困っている草の名前を訊ねると、「ユキノシタ」という具合にそういうものは不思議と思い出す。最近の母は以前と比べると大分落ち着いている。今週はロクなものを食べていないので夕飯は久々に焼き肉にしてみたが食べきれなかった。

相場は指値しておいた中でひとつがどんびしゃのタイミングで成立、読みも完璧だったがビビって少々早く決済し過ぎた。なんていうか、なかなか自分を信用出来ない。そういえば昨夜日記を書いた直後にちょうどチャートを見ているタイミングで突如として急激な円高に一瞬なり、結果的には上手いことプラスに転じた。どうやら先物で大量の誤注文があったようだ。単なるラッキー。

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