ことの次第

朝起きたのが随分遠い昔のように感じられる。別に特別長い一日だったわけではなくて、なんかやけに記憶が薄いのだ。たぶんまた朝食後にソファで寝てしまったせいだと思う。最初に吸った煙草の時間から逆算すると、どうやら8時過ぎぐらいに起きたようだ。昨夜は結局ドイツ×ポルトガル(4-0)をほぼ最後まで見てしまったので、寝たのは3時半ごろ。早々に結果が見えてしまった試合だったけれど。こうしてみるとスペインもポルトガルも初戦でボコられているわけで、それに比べれば日本はあの酷い出来であのスコアで済んだのだからまだマシなようにも思える。

とにかく眠りが浅い。だから朝食後に寝てしまう。その原因は、寝て2・3時間もするとトイレに起きてしまうせいだ。実際のところ、ここ最近日中からとにかくトイレが近過ぎる。頻尿である。まとまった睡眠を取れないと今のぐしゃぐしゃの生活リズムはどうにもならない。

というわけでDVDが送られてきたジョン・マクティアナン監督「ダイ・ハード」(見るのは3回目か4回目ぐらい)を見た後、泌尿器科に行ってみる。超音波検査とか触診とかした結果、酷くはないが多少の前立腺肥大だということで薬が出た。しかし、前立腺の触診というのは屈辱以外の何物でもなく、考えてみると昔はこれを性感マッサージと称して金を払ってやってもらう奴がいたのだなと考えると実に微妙。尿検査の結果、尿に鮮血が混じっていると言われたがこれは以前悪性リンパ腫のときもそうで、どうにも原因が分からない。次回は血液検査をするということ。前立腺ガンの検査らしく、ちょっとぞっとしない。

今日は饒舌な叔母(母の妹)がやって来てさくらんぼを置いていった。さっき食べてみたけれど、今年のさくらんぼはどうも見た目よりも甘さが足りないようだ。夕飯前に母のところに歩いていき、もらったさくらんぼを持って行く。

遅い夕食後は今日の2本目の映画、ヴィム・ヴェンダース監督「ことの次第」を見る。見る前にどんな映画かググってみると、面白くないよと書いてある。ううむ。で、見てみると確かに引っ張り過ぎな感はある。リュック・ベッソンと逆だ。全体的な造りは映画撮影の話でメタ映画の体を成していてドキュメンタリー・タッチなのだが、終盤にがらりと変わり、もしこのラストがやりたかったのであればトータルでは引っ張り過ぎではないかと。ただ、つまらない映画かというとそうでもなく、モノクロの撮影が美しいし、この映画の次作「パリ、テキサス」に通じるものもありヴェンダースらしいといえばヴェンダースらしい映画。モノクロということもあり、スコセッシの「タクシー・ドライバー」やジャームッシュの映画を想起させるところも。淡々としているが、難解というわけではない。昼間見た「ダイ・ハード」が単純明快なハリウッド・アクションなので、小津の影響を受けたヴェンダースの映画は対極にあるような印象。静的というか、ストーリーが終盤に至るまでほとんど動かない。かといって、ぐいっと動くラストが物凄く劇的なのかというとそうでもなく、だが考えてみるとヴェンダースのタッチというのはいつもそうなのだった。それでいてヨーロッパ映画というよりはアメリカっぽい。不思議なことに。いずれにせよ、ヴェンダースは好き嫌いがはっきり分かれるだろうな。僕は嫌いじゃない。

そういえば昨日のポジションはドイツ戦が終わるまで引っ張ったら結局ほんのちょっとだけプラス、今日も指値が2つ成立したが1つは読み間違えて損切り、もう1つは今手仕舞いしたがトータルでは今日も一応プラス。負けないことが大事。

今日は日中はうだるぐらいに暑かったが、夜になると途端に涼しくなる。先ほど風呂に入る前に本日のDVDをポストに投函するために外に出たら、中空にはもうちょっとで半月という中途半端に欠けた月が煌々と照っていた。僕の視力ではちょっと滲んで見えた。


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