オグリキャップの有馬記念を思い出す

なんだかんだ言って、毎晩日本シリーズを見ている。ただでさえ野球かったるくて見れないし、アンチ巨人、アンチ読売の僕が巨人の試合を見ているなんてまったく皮肉としかいいようがないが、というのもやはり母親の様子が危なっかしく、夜は心配で台所で一緒にいるものだから、なんとなくテレビをつけているというわけだ。なんていうか、いまだに野球の「代打の代打」とか「代打の代打の代打」とか、「ピッチャー交代の交代」とかが出来るのは納得がいかないのだが。

そんなことを考えながら夜中にシャワーを浴びていて、なんのスポーツが一番スポーツらしいのだろうなどと考え、で、思い出したのはオグリキャップの最後の有馬記念なのだった。なんていうか、スポーツの醍醐味ってああいうものだよなあと思う。あれはまさに奇跡を見た思いがしたが、そこにはなんのごまかしもなく、単に能力を出し切るとかそういうことだけでもなく、駆け引きとか、必然と偶発とか、あらゆる要素が詰まったものだった。もう競馬を止めて10年以上になるけれど、あれを思い出すとまたやろうかなあなどと思う。が、正直馬券を買うのはめんどくさい。だがあのレースを奇跡として見るためには、オグリキャップのレースをずっと見続けていることが必要だった。僕はあのレースの馬券を外したけれど、見ていて涙が止まらなかった。

母は心配ではあるけれど、昨日休んだので今日は業務に行った。業務に関してはgambling awayを更新しておいたので、そっち参照。

で、例によってソファで毛布を被って寝ようとすると叔母が訪ねてきて、すきやきを作っていった。そんなわけで夕飯はすきやきだった。

結局、今の精神状態では無理と倉橋由美子「聖少女」は断念、阿部和重の「□( しかく)」を読み始めた。これは案外と読める。かなり無理がある話ではあるが。それにしても改行し過ぎ。普通に書いたらもっと全然薄い本になっていたと思う。最近になって阿部和重は極端に文体が変わった。

今日の煙草は23本。相変わらず吸いたくてしょうがなくなる。4月からの消費税の値上げを考えるとちと心配になる。が、それはそのときに考えよう。今日も疲れ切っている。


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