黄金の海

2月8日、月曜日。

朝、海の夢を見たような気がする。定かではないが黄金に輝く海を。

今日はことのほか冷える。マイナス6度だから当たり前だが。朝から雪が降っていた。二度雪かきをしたが玄関前だけで合計3分だけ。昨日ドラマの中で刺身を食べているシーンを見て、闇雲にそれ系を食べたくなったので夕飯は隣町の回転寿司に行く。外は吹雪いていて道は凍結し、世界は凍っていた。まるでアラスカかなんかを車で走っているようだった。

夜、I泉さんのことを思い出す。考えてみればもうかれこれ8年ほどI泉さんとは話していない。実家に戻ってからは、フェイスブックで一言二言交わしただけだ。うつ病が一番酷かった10年以上前の3年間ほど、I泉さんは毎日僕の長電話に付き合ってくれた。それというのも、かつてうつ病の友人と電話で話した翌日にその友人が自殺したからだとI泉さんは言っていた。僕の記憶だから定かではないけれど、I泉さんは小さいころに事故で家族全員を亡くした天涯孤独の人だった。そして、1986年か1987年のオリコンの年間作曲家ランキングで5位だった。あまりこういうことを書くとI泉さんが嫌がるかもしれないのでこの辺にしておこう。それにしても、その友人のことがあるにせよ、なんでI泉さんはあんなに付き合ってくれたのだろう?

うつ病とはなんなのだろう? そして、僕はまだうつ病なのだろうか。気がつくと確かに精神的には気が滅入るが、ここ最近は抑うつで手が痺れたり顔が痺れたりということはなくなっている。ような気がする。かといって治ったのかという自信があるわけでもない。実際、今日一日で人と口を利いたのはコンビニで煙草を買うときに言った、「803番を2つ」という一言だけだ。昨日に至っては一日誰とも一言も言葉を交わさなかった。こんな風に日々が過ぎていく。雪に閉ざされたこの町で。

「シグナル」も残すところあと4話だ。韓国のドラマは1話が1時間以上あるしワンクールも長いので、なかなか一気には見れない。

最近はツイッターのタイムラインもろくに見ていないので、コロナウイルスが今どうなっているのかもよく分かっていない。昨年末にPCR検査を受けたことすら、ともすると忘れてしまう。詰まるところ、自分が今どういう世界を生きているのかが定かでない。ただ毎日3杯の珈琲を飲んで、風呂上りにはコーラを飲んで、気難しい顔をしてひたすら煙草を吸っているだけだ。幸せがどういうものなのかも忘れそうになる。

23時38分、27本目の煙草に火をつける。

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