伝言

10月11日、日曜日。

朝食後、LINEのブロックを解除すると彼女から電話がかかってきて案の定また彼女はキレた。それで結局弁護士にも相談した。午前中に法律事務所に電話すると弁護士が留守ということだったが、昼過ぎに向こうからかけ直して来てくれた。相談した結果、ストーカー規制法に抵触しているから弁護士じゃなくて警察に対処してもらうべき話だということだった。とにかく何もする気になれなくてソファで昼寝をしたが、こういうときは一向に時間が過ぎず、昼寝から目を覚ますとまだ2時台で軽く絶望した。夕方、何かをしなければと思って町内の中央公園まで歩いてみた。凄く距離があるイメージだったが、実際に歩いてみると20分かからなかった。空はどんよりと曇っていた。世界はどこまでも憂鬱だった。公園脇のベンチで煙草を一服して帰途に就いた。歩いていると途中でまた彼女から電話がかかってきた。気がつくと食欲はまったくなかった。性欲に至ってはゼロだ。それでも米を仕掛けていたので電話を終えるとレトルトのカレーで夕飯を食べた。それからようやく終盤の大団円にさしかかった「ブレイキングバッド」をNetflixで見始めた。すると、また彼女から電話がかかってきた。で、気がつくとなんか人生相談のようになっていた。僕に言えるのはこれだけだ。

俺は逃げ損ねた。お前は間違えるな。深みにはまる前に逃げ切れ。

それとついでにこれも言っておこう。

SSRIを飲んでいいことはただのひとつもない。

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