鬱屈、のち墜落

雨は降らなかった。朧月=雨、というのは単なる僕の先入観なのだろうか。今日もやたらと暑かった。起きたのは11時半過ぎ、昼近かった。昨夜は朝方まで起きていたわけでもないので、ちょっと寝過ぎだ。何をしていたときか、ああそうか、午後になってFacebookにちょっとした書き込みをしたことがもしかしたら原因かも知れないが久々に抑うつ状態に突入、思考が被害妄想全開になってしまい、修正が利かなくなった。こうなると思考すること自体が辛い。それと共に手の痺れも酷くなり、身体の調子も悪くなる。とにかく精神的にまったくダメな状態になったのでたまらずソファで意識を失う。都合1時間ちょっと寝たのだろうか、起きたのは4時半近く、今日は歯医者同様延ばし延ばしにしてきた精神科に行こうと思っていたので、診察の受付が5時までだから起きて行こうとするが身体が重いしまったく力が入らず、それでもまともなものを食べていないせいで空腹なこともあり、身体を引き摺るようにして医者に向かう。なんとか医者に辿り着いたときは単なる具合の悪い人、待っている人がいなくてすぐ呼ばれたものの、久々に口も思うように回らない状態だった。3週間分の薬を処方してもらい、よれよれの状態ながらコンビニでガス代を払い、24時間営業のスーパーで食料を買い込み、まだ夕食には少々早い時間だが和風ファミレスで例のさばの文化干しの夕飯を食べた。腹が朽ちたせいか帰りの足取りは往きよりは多少マシになったものの、帰宅してテレビジョンをつけてオリンピックなるものを見始めたころからまた具合が悪くなり、なでしこ×スウェーデンの試合が始まるころには瀕死の状態になってしまった。とにかく身体にまったく力が入らず身体を起こしていられないし、それどころか起きていることすら危うい状態。なんとか身体を横にして薄い意識の中で試合をぼんやりと見たが、ホントに死ぬかと思った。それぐらい酷い状態だった。少しでも楽になろうと安定剤のレキソタンを久しぶりに飲んだり、途中から肋骨の辺りが痛くなってきたので痛み止めを飲んだりしたが、結局スコアレスドローで試合が終わるころにようやく回復、起きてPCでネットが出来る程度にはなった。そんなわけでその後はなんとなく柔道を観戦、ほとんど予備知識はなかったが金メダルの有力候補と言われていたことぐらいは知っていた女子の48kgの福見があっさり負けた。試合を見ていても消極的で、勝てそうな感じがしなかった。ホントに谷亮子に2度も勝ったのだろうか。だとしたら、本番に弱すぎる。メンタルが。人のことは言えないが。で、男子の60kgの平岡が決勝でやっぱり1本負けで銀メダルに終わり、なんとも気勢が上がらない。久々に見る柔道、なんかルールが改正されるたびに柔道らしさを失っていくような気がするし、そもそも会場が畳に見えない。そんな中で男子の最有力候補で結局銅メダルに終わった世界チャンピオンのウズベキスタン(だったと思う)のなんとかという選手が一番柔道家らしく見えた。どうもヨーロッパの選手のスタイルは柔道とは思えない。その後夜が更けるに連れて何故か体調が上向いたので、鋭意制作中の曲にギターを仮で入れてみたりしたが、聴いてみるとテーマをギターで弾くと全然よくない。唖然。予定ではもう少しよい筈だったのだが。どうやらテーマはキーボードの方がよさそうだし、ソロもキーボードの方がいいかも知れない。ちょっとがっかり。で、今しがたちょろっと体操の予選を横目で見て、今日のオリンピック観戦は終了。しかし、今日の調子からすると明後日に変更になった抗がん剤の投与が出来るかどうか、また不安になってきた。また延期するのは治療上あまりよろしくない気がするし。明日の夜、赤羽のビジネスホテルに泊まろうかと本気で考える。困ったことに明日の夜は男子サッカーのモロッコ戦が深夜1時からという一番都合の悪い時間帯にある。もちろん録画予約はするが、もろもろ明日はどうすればいいのか悩ましいところ。

あ、忘れてた、バルガス=リョサ「密林の語り部」読了。悪くないが、やっぱり同じ作家の「緑の家」の方が圧倒的に面白いと思う。

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