神隠し

7月10日、金曜日。

「ピクニックatハンギング・ロック」というピーター・ウィアー監督のオーストラリア映画があって、実際に起きた女子学生が集団で行方不明になった事件を描いたものなのだが、現実問題として神隠しとしか言いようのない事件というものは確かにある。それは今現実に、この家の中で起こっている。

去年同窓会のときに着ていった、その直前にユニクロで買った一番お気に入りのTシャツが家中どこを探してもないのである。このTシャツの唯一の難点は日本で言えばガンバ大阪のユニフォームに似てるということなのだが、それが特になくなる理由とも思えない。家中といっても書斎と二階の自室しか探していないのだが、実際のところそれ以外の部屋にTシャツをしまうということはあり得ない。もしそれがあり得るとすればなくなるよりも奇妙なことである。

しかし考えてみれば先般のコウモリ死体事件とかを勘案すれば、あるはずのないものが突如出現するのだからあるはずのものがなくなってもそれほど不思議ではないのかもしれない。コウモリ死体事件とは去年だったか一昨年だか、洗面所の洗濯機の前に突如としてコウモリの死体が出現した事件だ。どうせ出現するのであれば突然風呂場に一千万円が置いてあったとかそういう方がいいのだが、それはそれで気味が悪く結局は警察に届けてしまうだろう。今回の事件が厄介なのは、Tシャツ1枚がなくなったからといって警察に届け出るバカはいないということである。そしてもちろん、届け出れば見つかるという類のものでもない。

もしかするとあのTシャツがあったということ自体が偽りの記憶なのだろうか?

それはともかく、今日は一日体調が悪くて参った。午前中はただ眠いだけだと思っていたのだが、午後になって抑うつ状態になりただの具合の悪い人になって何も出来なくなってしまった。ベッドに横になっても眠れず、ただ生きているというそれだけのことで辛いという状態がしばらく続いた。

蕎麦屋で物凄く久しぶりに凄まじいデブを見かけた。アメリカでは空港に降り立った時点から日常的に存在するが。

いまだに抑うつ状態で手と顔が痺れている。困るのはさしたる理由が何もないことだ。具体的な原因があればそれを潰せばいいのだが。何も出来ないときはYouTubeでどうでもいい動画をひたすら見ることにしている。つまりある種の思考停止状態に持っていくのである。一時的な効果しかないけれど。

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