死線

今現在ジャストナウ、物凄く体調が悪い。吐き気止めを飲んだばかり。3週間ぶり(だと思う)に書いた曲のギターを弾いていて、突如気分が凄く悪くなり、ソファで1時間ほど気絶した。死ぬかと思ったが1時間死んだだけで済んだ。が、また気分の悪さがぶり返した、というわけだ。さっきシャワーを浴びたときに鏡を見たら、なんか目が落ち窪んで、げっそりと痩せて見えた。考えてみると、実際問題として僕は今癌を患っているのだった。

今朝目が覚めたのは、朝というよりもむしろ昼に近い、11時過ぎだったが、その長い就寝の間、僕を支配していたのは恐怖だった。恐らく朝方に一度目が覚め、具体的ではない、漠然とした強い恐怖を覚えて2度寝したら、今度はカメさんを預かってもらった同級生の友人が銃を持って僕の命を狙うという夢を見た。友人はひと言も漏らさず、表情も変えずに黙々と僕をビルの最上階まで追い詰め、確実に仕留められる至近距離に近づくことを虎視眈々と狙っていて、怖かった。

目が覚めると、久しぶりに口の中が痛くなかった。ようやく口内炎が快方に向かったらしい。そんなわけで、寝ている間の恐怖心はともかく、日中の体調はそれほど悪くなく、昨日データが消えてしまった曲をMTRでレコーディングすることで過ごした。夕方になって、歯医者の予約があったので駅まで行き、ドトールでエスプレッソを飲んでいるうちに面倒になり、また予約を一週間延ばした。それほど空腹は覚えなかったが、口内炎が酷かった間食べたかったラーメンを食べる。スープがこってり過ぎてそれほどおいしいとは思えなかった。普通のスープにすればよかった。帰宅して夜、ギターのカッティングを録音してから、ギターソロを録っていると前述の体調不良に見舞われた。考えてみると、もう2週間以上、血尿が続いている。それもどこか引っかかっていて、無意識下の恐怖心に結びついているのかも知れない。ときどき、ひょっとしたら死ぬかも知れない、などと考える自分がいる。だがそれは、たぶん死なないだろう、という大前提の下にある。大体において、人間というのは死ぬかも知れないが大抵の場合、そう簡単には死なないものだ。久しぶりにテキトーに書いた曲、最初から意図的にありふれたスムーズ・ジャズというかジャズ・フュージョンにしたのだが、コーネル・ウーリッチの小説「喪服のランデヴー」から取って、Rendezvouz In Blackというタイトルをつけた。たぶん、僕は明日も生きているだろう。

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