暴走

9月25日、水曜日。

天皇杯、鹿島 4-1 横浜FM。中村充孝がハットトリック、圧勝だった。終わってみると鹿島の強さが際立っていたが、横浜は先発メンバーを落としたのが響いた感じ。この辺はモチベーションの違いなのだろうか。その裏でターンオーバーで臨んだ浦和が4部相当のJFLのHonda FCに0-2で敗れていた。これもまた、その日その日の試合に対するモチベーションの違いのような気がする。川崎、浦和といったチームが天皇杯でいとも簡単に(かどうかは分からないが)敗退していくのはちょっと理解に苦しむ。

という具合に会心の試合だったのだが、試合を見るためにスカパーと契約したばかりだというのに試合を見始めたのは開始10分後からだった。

というのも今日は例の人との初デート(?)の日だったからである。当初3時半には帰るつもりでいたのだが、あまりにも話し込んでしまい、結局4時間近くも話していた。こんなに人と話をするのは一昨年東京に行ってヨウタロウやジョン、ユカリと話をして以来。初対面ということで緊張もしていたんだろうけど、結果的にほぼ自分ばかりが喋っていた。何しろ長いこと生きているしそれも無茶苦茶な人生を歩んでいるので話すことならいくらでもある。あまりにも自分の話ばかりしていたので、これだけ長く話しても二人の距離が縮まった感はなく、なんとなくエヴァンゲリオン的に暴走してしまった感。

そもそも1時に山形の叔父の家近くのカフェで待ち合わせしていたんだけれど、曲がるところを通り過ぎてしまい随分行き過ぎたところでUターンしたのはいいけれどそこからもまた曲がるところを間違えて道に迷い、スマホのマップを見ながら(何故ならうちの車にはナビというものがついていない)なんとかかんとか30分遅れで目的地に到着するところで、ふと気づくとやはり遅れていた彼女の車が真後ろにいた。というわけで同時には到着したんだけれど。

そんなわけで今日は母のところに行けなかったのだが、不思議なことにそのことに対する罪悪感はない。なんでかというと今日は自分も一杯一杯だったし、そういえば母は昨日もお前に誰かいい人がいないものかとこぼしていたからだ。とはいうものの、今日会ったことで何事か進展したのかという感じはなく、ただひたすら煙草を吸いながらだあーっと暴走してしまっただけであって、それでも僕の話が面白かったと言ってくれたので多少救われた感はある。まあいずれにしても自分の経験というのは一般の人から見れば途轍もなく奇妙な話ばかりなので、それが面白いというのは分かるんだけど、なんていうかいろんな意味で自分のキャラクターが誤解されたんじゃないかな的なところはある。それでも自分のルックスは隠しようがないので、それはそれとして認識されればいいのかなと。

実際問題として、還暦にもなって果たして彼女ができるのかという疑問はあり。6年も山形の片田舎の町でほぼ蟄居のような生活をして還暦を迎えた男であるということはどうしようもないので。

とにもかくにも、必死で生きている。余裕があるわけない。

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