Nightwalker

7月17日、水曜日。

今日もまた、夜に散歩してみる。何しろ暑くてかなわない。

空にはもうちょっとで満月になりそうな月(もしかしたら満月を通り過ぎたのかもしれない)が煌々と輝いていた。昨日はコンビニまで歩いたので、今日は逆に町の中心部に向かって歩いた。交差点を右に折れて町役場の前の道を歩いていると、看板も出ていない間口一間の超場末のスナック(ドアには店名が書いてあったが)からおねえちゃんだかおばさんだかがカラオケで演歌を歌うのが聴こえてきた。町の中心部はすっかりシャッター街と化している。とてもじゃないが一見では入れない店。もし自分が酒が飲めたならこういう店にもふらっと入ることはできるのだろうか……。そういえば高校のこと、学校の帰りに駅までの道すがらスナックに入ってジンを一杯飲んでから電車に乗ったことを思い出す。なんであんなことができたのだろう? とにかく、あのころはまだ自分が下戸であることを知らなかった。

たかだか二晩散歩したぐらいではタヌキにもハクビシンにも出会えない。ぐるっと一回りして、家に入る前に向かいの寺の境内に座った。本当にこの寺にハクビシンがいるのかと思って。子供のころ、この境内でよく遊んだものだった。何かの動物の鳴き声が聞こえる。ハクビシンって鳴くのだろうか。なんだか夜中に人のうちに勝手に入り込んでいる気がして、立ち上がると家に戻った。

僕の50代も残すところあと2日しかない。2日間というのは実際のところ自分の人生の中でどれだけのものなのだろうか。

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