アンナチュラル

6月22日、土曜日。

途轍もなく体調が悪かった。生きているのが不思議なくらい。朝食後、尋常じゃなくだるくてどうにもならず、二時間半気絶した。しかしそれでもまだふらふらだった。先日もこんなことがあったが、今日も同じように心因性のものだろう。気休めに安定剤のレキソタンを1mg舐めてみたが、気休めにもならなかった。ただの具合の悪い人、あるいは生ける屍のようだった。

それでも母にさくらんぼを食べさせたくて病院に行った。病院のエレベーターの鏡に映る自分はぞっとするほど顔色が悪かったが、考えてみれば高円寺から徒歩20分の風呂なしボロアパートに住んでいた学生時代、夜銭湯に向かうときに擦れ違った見知らぬ人に「お前、顔色悪いよ」と言われたことがあった。だからこれはもしかしたらデフォルトなのかも知れず、もしかしたら血色も顔色もいい自分というのはそもそもこの世に存在しないのかもしれない。

入院している母の方が顔色がよかった。今日の母は持って行ったさくらんぼを美味しいと言って食べたが、やはり口数が少なく黙ってじっと僕の目を凝視したりするので思わず目をそらしたり。

夕刻、帰るころには地元は豪雨になっていた。いまだ体調悪く気分も悪いので、地元屈指の不人気店いばらきで蕎麦を食べようとよったら、誰もいない店内で店の親父にバツ印を出され、出前に行くからと断られた。なのでコンビニで弁当を買って帰る。夕飯を食べてもまだ調子悪い。その後、Paraviで「アンナチュラル」を最終話まで見た。

それにしても抑うつ状態が身体に来ると本当に酷い。それでも風呂に入っている間、新しい曲のAメロの出だしが浮かんだので風呂上がりに譜面に書いておく。

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