私の男

4月21日、日曜日。

選挙当日、ようやく選挙カーに起こされることなく11時5分まで寝た。業務の夢を見た。業務から引退してどれぐらい経つのだろう? もはや寸分たりとも行こうとは思わないのだが、何故かいつまで経っても業務の夢を見る。

今日は何の予定もなく、さして何をやったというわけでもないが気がつくと一日が終わっていた。一体何をしていたんだろう?

昨日届いたノートパソコン、昨日は思ったより速くないと思ったが、一夜明けて立ち上げてみるとそれなりに快適に動き、意外とデスクトップと遜色ないかもと思うようになった。日中は確かにノートパソコンで取引ツールのカスタマイズをしたりしていたが、それだけで日中が終わったとは思えず、かといって他に何をやったというわけでもない。ああそうか、遅ればせながらコタツを片付けた。それぐらい。

夕食後の夜は実に久しぶりに柴崎が先発したヘタフェの試合を見ていたが、柴崎が60分で交代してしまったので例によって昌子が先発のトゥールーズの試合を見た。で、その前後で昨日あまりにも不快で途中で止めていた熊切和嘉監督「私の男」をなんとか最後まで見た。これだけ不愉快な話を一体どうやって落とし込むのか知りたかったからだが、驚いたことにどこにも落とし込まれなかった。ただそのまま。

どこをどうひっくり返しても、この話を好意的に受け止めることはできないし、なんの感情移入もできない。ただひたすら不快なだけだ。かといって悲劇にすらなっていない。この映画が各賞を受賞し、また原作が直木賞を受賞したことが信じられない。近親相姦というネタを使っただけの話でしかない。敢えて禁忌に踏み込んだとでも言いたいのだろうか。

ところで、数日前に中学の同窓会の知らせが届き、以来延々と迷っている。還暦同窓会ということだからなのか、隣町のホテルでやることになっていて、参加費がなんと2万円もするのである。これはもうハナから無理、その日は母が手術のために入院してるであろうし夜は鹿島の試合がある、もう欠席(1000円で済む)以外の選択肢はないと思っていたのだが、なんていうか、この機会を逃したらもう一生会うことはないだろうなと思われる人たちに会わなくていいのかという迷いがいまだにある。2万円というのは酒席であるためプラス2000円でそのホテルに宿泊という具合になっているのでそれを前提に出された金額なのだろう。もとより酒は飲めないし泊まるなどというのはそれこそ論外、たかだかメシを食う集まりに大枚2万円をはたくというのはどうにも不条理な感じがしないでもないが、考えてみれば先日の法事に弟は2万円を持ってきたし食事代だけでも3万5000円払った。そう考えると人生最後の再会の場と考えるとそれほど法外な話でもないのかもと思えてくる。では一体誰に会いたいのかというと、一部の女子ぐらいしか思いつかない。それにそのお目当ての女子が来るかどうかも分からない。そもそも、45年ぶりに会うということが果たして何の意味があるのだろうか? 田舎に戻ってもう6年、その間に会った中学の同級生は二人だけ。もう一人は葬儀で遺影を見ただけに終わった。実際のところ、果たして会っておくべき人間は誰なんだろう? 皆が老け込んだ姿(もちろん自分もだ)を見ることに何の意味が。前回中学の同窓会に出たのは20年以上前、そのときに集まったのは10人くらいだった。あのときは正月で寿司屋の2階だった。考えてみると誰かに会えるほど真っ当な人生を過ごしていないのは火を見るよりも明らかだ。ただ僕が気になっているのは、ドラマ「JIN -仁ー」の中の、「会いたい人には会っておいた方がいいですよ」というセリフ。で、僕は一体誰に会いたいのだろう?

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