白い部屋

2月2日、土曜日。

今日は弟から2回電話があったが、その2回とも自分は寝ていた。なんだか寝るために生きているような気がするほど、今日は始終眠りたい、眠りたいと思っていた。

すべてが白い部屋に住んでいる夢を見た。部屋も家具も白い。僕はもちろんこれが夢だと分かっていた。つまりは明晰夢である。ただ改めてすべてが白い部屋は素晴らしいなと思った。しかしながら現実にそういうすべてが白い部屋に住んでいたら、四六時中掃除をしなければならない。詰まるところ、自分だけが白くないのだ。

10時58分、前述のように弟の電話で起こされた。起きてみると外は大雪だった。

案の定除雪車が入っており、雪かきは17分かかった。疲労困憊して精根尽き果てた。どうやら今日はこの雪かきで燃え尽きたというかエグゾーステッドしてしまったようだった。終日先日読み終えた「FXスキャルピング」を読み直して勉強していたのだが、昼食後に雪かき疲れもあって闇雲に眠くなり、ベッドに潜り込んで昼寝をしていると、また弟から電話がかかってきたというわけだった。

昨日今日となんだかやけに寒く感じた。実際のところはマイナス2度ぐらいだし、今年の冬はまだ洗面所のタオルも凍ったことはないし、ましてやマイナス30度のシカゴやミネアポリスと比べるべくもないのだが、そこはそれ、室温22度の部屋から一歩出ると寒くて仕方がない。米を仕掛けることもしなかったので夕飯は久しぶりに外食。といってもこの町ではラーメンぐらいしかない。

夜になって細かいところは飛ばして、ようやく本のおさらいが終わった。するとやはり眠い。朝起きられなかったのは多分に昨夜の日本代表の敗戦が応えていたからだと思うが、それ以降は恐らく雪かき疲れと思われるにしても一日中寝ることばかり考えているのはどういうわけか。本当に眠りたくてしょうがないのである。夢の中の白い部屋に戻ってしまいたい。これはある種の現実逃避なのかそれとも原初的な衝動、インスティンクトなのか。

明日は弟夫婦がやってくる予定。ああ眠い。

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