罪と罰

1月16日、水曜日。

弟から電話はなかった。昨日弟に散々悪態をついたことで夜になってから凄い嫌な気分になった。自分こそが弟を苦しめているのではないかと。もう10年ぐらい前か、もっと前か、電話で言い合いになり弟が珍しく泣いてしまったことがあった。あれ以来弟が泣くところを見ていない。なんだかんだ言っても僕らはたった二人の兄弟だ。

昨日の難題はもう自分の中では答えが見つかった。だから今日は弟に電話しようか迷ったのだった。ヒントは自分の書いた日記の中にあって、今回の問題のポイントはたったひとつしかなくて、それは「母の足は治療が可能である」というその一点だけなのだった。つまり、もし治療ができないということであれば問題や議論にすらならないのである。だから治療が可能だということだけでもありがたいと思わなければと思った。一旦そう思うと、目まぐるしく頭の中を堂々巡りしていたものがすっと収まった。これで自分の意見は決まったので、あとは弟次第。もし弟がどうしても治療はしない方がいいと言うのであれば治療はしないことにしようと思った。どうして今日弟に電話できなかったのか、できれば弟に自分で考えて答えを出してもらいたいという気持ちもあった。明日は弟に電話することにしよう。いつまでも悩ませることはよくない。かわいそうだ。

昨日早起きした影響なのか、今朝は9時27分と比較的まともな時間に起きたのだが、眠くて結局昼頃に昼寝をしてしまった。午前中雪がちらついていたが、午後になってから晴れた。

今日のトピックとしては鹿島の背番号が決まり、弱冠19歳の安部裕葵が10番になってびっくり。いずれはなると思っていたがまさか今年とは。

それにしても、こんな気持ちになるんだったら今日弟に電話すればよかった……。

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