カンバセイション・ピース

1月5日、土曜日。

もうとっくにお気づきだと思うが、最近の日記のタイトルは本(小説)の題名を使っている。今日は買い物以外ほとんど何もやっていないから、久方ぶりに保坂和志を思い出した。彼の書く小説はほぼ何も起こらない。延々と日常が続いているだけ。何も起こらない長編小説を書くというのもある種の才能だと思うけれど、何も起こらない一日を過ごすのはさして難しくない。

何しろほとんど何もしていないわけだから、今日のところは朝目が覚めたところがピークだった。

という具合に、現実の自分にはもっとも縁遠いリア充の夢を見た。翻って現実の自分はというと、まるで蝉の抜け殻のような日々。

今日から水曜日まで5日続けて雪の予報だから、雪が酷くなる前に買い物を済ませようというのが今日の予定。日中の雪はちらつく程度だった。車で隣町の業務スーパーに行ってドレッシングやジャムを買い溜めする。ついでに隣接する衣料品店でセーターでも買おうかと中を覗いて、気がつくと靴下を買っていた。

帰宅後、高校サッカーの準々決勝をちょっと見てから母のところに行って、昨日印刷した年賀状に母に名前を書いてもらう。今日の母は氷枕をしていて何事かと思って母に訊いても分からないという答えしか返ってこず、職員に訊ねると頭痛を訴えたのだという。僕が到着したころにはそんなわけでもう頭痛は治まっているようだった。母は3通の年賀状のうち2通で名前を書くのに失敗した。

そのころにはもう雪は本降りになっていた。母のところの帰りがけにスーパーに寄って食料品をこれまた買い溜め。帰宅後の夕方はデスクトップが壊れたのでノートPCに家計簿ソフトをインストールして、一応バックアップを12月の一週目ぐらいに取っていたのでそれを読み込み、後はひたすら家計簿をつけていた。

日中はこれで終わり。本当に、買い物ぐらいしかしてない。夕食後の夜はYouTubeの動画を見ただけ。あとギターの練習少々。今日は土曜日であるから、特に何もしなくてもいいのかなと思うものの、明日の日曜日はまったく何の予定もない。雪がこのまま降り続けば恐らく朝は雪かき。

修理に出しているデスクトップだが、夕食後にマウスコンピューターから見積もりの電話があった。予定では週明けに連絡をもらうことになっていたので早くてびっくり。今回の故障はSSDが物理的に壊れたということらしい。240GのSSDに交換して16848円ということだった。SSDの寿命は通常ハードディスクより長くて10年ぐらい使えるはずなのに思いの外早く壊れたのは想定外だったが、結果的に容量が倍になるのでまあいいかと。

で、真面目な話業務の引退を考えている。というのも、まったく打てるものがない現在の状況では業務に銭を使う気にはさらさらなれず、かといって貯玉をただ減らしにいくのもどうかと思うので。とするといよいよ本格的に業務から身を引くことになるけれど、そうすると土日をどう過ごすかという命題が。積極的に業務をやめたいわけではなく、期待値がプラスのものがあればむしろやりたい。しかし現実的には(ほぼ)ない。そして状況が好転する見込みもほぼない。と思われる。長年続けてきたことだし、業務に関するスタンスは一貫していて何の迷いもないのでまったくもって名残惜しいのだが。これもまた時代なのか。

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