a day in my life

「稲荷」

疲れるなあ、人生は...

99年11月29日(月)

昨日も打っちゃったよ。度し難いとはこのことだ。で、7連敗。新記録樹立。30回ちょいの海物語2を打って、やっぱり新内規CR並みの確率。しかし、この惨憺たる一週間、昨日までの打った台を押し並べると、最近では一番まともな台の選択をしているから妙なものである。

うーむ、いかん。やっぱり神様にたてつくのはいささか無理がある。ここはひとつ、逆に神頼みをしてみよう。突然180度違うことを昨夜思いつき、神様にお願いしてみることにした(とほほ)。とは云うものの、うちの近所にはお稲荷さんがあるだけである。なにしろ思い立ったのが夜中なので、ここにお参りするしかない。ところでお稲荷さんって何の神様なんだ?国語辞典で調べてみると、五穀豊穣の神、要するに収穫の神様である。おお、これはなんとなくニュアンスが近いぞ。瓢箪から駒と云うか、狐だ。なにしろ、以前fragmentsにも書いたが、子供の頃最初につけられたあだ名がキツネだったのだ。どうでもいいが。

このお稲荷さん、通りからちょっと入った、一見気付かないようなところにあって、昼なお暗いと云うのを地で行くような、まるで京極夏彦の小説の世界のような不気味さがある。夜中ならなおさらである。たまたま小銭入れにあった一円玉四枚(せこいな)を握り締め、キーホルダー兼用のペンライトを片手に恐る恐る行ってみた。どうでもいいけど怖いぞ。生垣に囲まれた一角に入ると、ペンライトの明かりに狐の像が二つ浮かび上がる。おお、こわ。びびりながら僕は賽銭箱に一円玉を放り投げたのだった。

明けて今日。心のどこかで情けなくも御利益を期待しつつ、のんびり起きた。結局、最近一通りあちこちの店に行って、そこそこ打てる台ばかり打ったものだから候補だけはやたらある。ひとまず近いところから、と云うわけで、前回打たないなどと云っておきながらC店のオークス。前回打った台はもうシメ。もう一台打てそうな台があったので打ってみるが、どうやら25回止まり。9500円打って当たらなかったのでヤメ。次は電車に乗ってO店に移動。昨日打った海物語2を見てみると、もうシメ。その代わりかどうか、一台アキがあったので打ってみるが29回ぐらいか。13000円打って当たらず。ふぃー婆ちゃん打って当たらず。一昨日打った某時短機打って当たらず。我に返ると、C店と合わせて既に4万なにがしのマイナス。気が付くと近来に無い酷い立ち回りをしていた。御利益はどうした、御利益は。しかし、どうでもいいけどO店、この日記読んでる人はみんな知ってるほど全然当たってないのに、僕が打った台を全部次の日にシメるってどういう了見だ...まったく。

これで遂に8連敗確定か、とほほ、しかも今日はまだ一度も当たっていないではないか。とんだ御利益である。肩を落として退店も、まだ時間が早いので先般の店を久々に下見に行ってみることにした。

行ってみると、新台を入れたらしく月曜の昼だと云うのに結構な客入りである。なんとなく見て歩くと、ナナシーに打てそうな台が。ちょっと試し打ちでもしてみることに。これが4500円で食いつくと、当たるわ、当たるわ。気が付くと負債を返した上にプラスになっていた。お稲荷さん、侮り難し。有り難や。御利益、御利益。

ちょっと引っ込みがつかなくなっていたこのシリーズもようやく一段落。やれやれ。

本日の収支 +16,500

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