on the tightrope

「孤高の人」

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2000年7月22日(土)

もうホントに大昔の話、僕がレコード店まわりの営業をしていたころ、地方出張が唯一の楽しみだった。当時のことはここにも書いたのだが、一度田沢湖のプリンスホテルに泊まったことがある。たぶんオフシーズンだったのだと思うが、田沢湖自体も閑散としていて、ホテルのロビーで予約なしでチェックインをしているときもなんか客少なそうだな、とは思ったのだ。まず驚いたのが、部屋に入って荷物を下ろしてやれやれと思っているとドアをノックする者が居る。なんだろうと思ってドアを開けると、いきなりホテルの支配人が挨拶に来た。な、なんだこれ。大学を出たばかりの若造だった僕が驚いたのも無理は無い。それでも挨拶をされてそんな悪い気はしないものだ。翌朝朝食をとるために一階のレストランに寝ぼけまなこをこすりながら下りてみると、だだっ広く窓一面に田沢湖が見えるゴージャスなレストランの数々のテーブルには誰も座っていなかった。湖を見下ろす窓際の特等席に案内されてポツンと一人だけ座り、ふと首を回すと、壁際に支配人以下ホテルの従業員全員が背筋を伸ばして立っていた。なんと、ホテルの客は僕一人だけだったのである。それにしても、窓から見える田沢湖に降りた雲を眼下に見下ろす景色は素晴らしかった。

で、なんでこれがパチンコ日記かというと、午後十時を回り、僕は次回までの時短がついている機種で時短中だった。とにかく食いつきの悪い日で、この時短もなかなか当たらない。ああ、また閉店保証かな、と思いながらとにかく当てたろとせっせと回していたのだが、尿意が我慢できずにトイレに立った。すると、客は既に僕一人だけになっていた。どうりでさっきからやけに静かだと思った。ってわけだ。

今日は久々のパチンコだったんだけど、今月も途中から唖然とするほど不ヅキが続き始めた。ふと考えるとそのほとんどは今日打った台のせいなのだ。釘がずっと変わらず一応30回近く回るので打っているのだが、まともな結果が出たのは一回あるかないか。少々のことなら我慢するが、1000回回して小当たりってのは勘弁してくれないかな...

本日の収支 −18,000

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